乳歯のむし歯は危ない!永久歯に及ぼすリスクとは
皆さん、こんにちは。
東急東横線 反町駅 3分の、たんまちファミリー歯科です。
「乳歯がむし歯になって抜くことになっても、永久歯が生えてくるから大丈夫!」などと思っていませんか?
乳歯のむし歯を放置していたら、永久歯が生えてこないこともあるのです。
ここでは、乳歯のむし歯が永久歯に及ぼす影響についてお話ししたいと思います。
乳歯は大人の歯よりもずっと弱く、とてもむし歯になりやすいといえます。進行も早いので、むし歯になって半年もたたない間に歯の根まで侵されてしまうことがあります。
そうなると、歯の根に膿の塊となってむし歯菌が溜まります。乳歯が抜けていったん治まったかのように見えても、そこから永久歯が生えてくるので、生えてすぐにむし歯菌に侵された、ということもあるのです。
ひどい時には、感染の影響で永久歯がうまく育たず、生えてこないケースも…。
永久歯のむし歯を予防するためには、乳歯の段階でむし歯菌を減らし、むし歯になりにくい口内環境を作ることが大切です。
乳歯をむし歯に侵されて失ってしまうと、そこに予定よりも早く空きスペースができてしまいます。
そうなると、隣の永久歯が、空いたところを埋めるように幅を寄せて生えてきてしまうのです。その結果、そこに生えてくる永久歯のためのスペースが無くなり、歯並びから飛び出して生えざるを得なくなります。
歯並びがデコボコになって重なり合っていると、奥歯から前歯の方へかかる圧が強くなるため、だんだんと出っ歯や受け口になってくることもあります。
むし歯の痛みや違和感を避け、むし歯のない方の奥歯でばかり噛んでしまうため、歯並びが悪くなり、ひどいときには骨格にまで影響が出て顔がゆがむこともあるのです。
むし歯が痛くてきちんと噛めないと、栄養を十分に摂ることにも支障がでてきます。
よく噛めず、うま味を引き出せないので、おいしく食べることができず、食への興味を失ったり、味の濃い刺激の強いものしか食べなくなったり…という偏食にもつながります。
健やかな心身の発育のためには、乳歯のむし歯予防は大切です。
お子さまの歯について、お悩みや質問がある方は、たんまちファミリー歯科へお気軽にお越しください。
当院には女医がおりますので、まだ歯医者に慣れないお子さんも怖がらずに安心して診察をうけてもらえると思います。皆様のご来院をお待ちしています。