ガムでむし歯予防!キシリトールガムの活用法
皆さん、こんにちは。
東急東横線 反町駅 3分の、たんまちファミリー歯科です。
「キシリトールがむし歯予防に効果がありそう?」といったイメージは、広く浸透しつつありますね。
「ガムを嚙んで、本当にむし歯予防できるの?」という疑問を持たれている方もいるようですが、実際どうかというと、むし予防できます。
ガムでむし歯予防できるなら、お子さんも楽しくむし歯予防に取り組めますね。
ここではキシリトールガムでの正しいむし歯予防のやり方を解説します。
キシリトールって何?
キシリトールは、むし歯予防の効果が実証されている唯一の天然甘味料です。
樺の木から発見されました。イチゴやナス、カリフフラワー、レタスなど、多くの野菜や果物にも含まれています。
ただしほんのわずかな含有量しかないため、そこからむし歯予防の効果が期待できるほどのキシリトールを摂るのは難しいでしょう。
WHO(世界保健機関)を始めとする世界の公的機関でも、その安全性とむし歯予防の効果が認められていますし、日本では厚生労働省が認可するキシリトールが販売されています。
キシリトールには、むし歯の原因菌の増殖を抑える作用と、歯を強化する作用があります。
長くキシリトール習慣を続けていると、お口の中のむし歯菌が減少していき、むし歯になりにくい口内環境に変化していきます。
そのためには、甘味料のうち50%以上がキシリトールであることが重要です。
市販されているキシリトール配合のガムは、それほど含有量が高くないケースがありますので気を付けましょう。
その点、歯科医院専売のガムならキシリトール100%です。ぜひ利用してみてください。
食後すぐ、できれば10分~15分以内には噛むのがおすすめです。夜寝る前の歯磨き後も良いでしょう。
このタイミングで噛むと、キシリトールがむし歯菌の増殖を食い止めます。できるだけむし歯菌を減らしておけば、むし歯の進行を抑えられます。
キシリトールガムは、歯磨きの代わりにはなりません。
むし歯予防のメインは、あくまで歯磨きです。歯磨きをして、むし歯菌の塊である歯垢を除去しなければ、むし歯の予防はできません。
歯磨きで、食べカスや歯垢をきちんと落とし、その上で予防のサポートとしてキシリトールガムを噛むようにします。
正しいやり方を守って、キシリトールガムを利用しましょう。
矯正中、入れ歯などでガムを嚙みにくい方は、タブレットタイプのキシリトールをご利用ください。